じくモリソン

自分のデザインに「軸」があるか?何をやっても貫いている「軸」。
先ず最初に、ボクは衝動を大事にしている、衝動から行動になって出来たものがイメージだと考えているから、衝動がないような仕事、または始めから目標・目的があるような仕事は、経験と技術でカバーしていくのだが、自分の得意なのは、出来るだけ自分の「型」に持って行ける事だと思う。
ボクにデザインを教えてくれた師匠は6人程いるけど、それを教えてくれた訳ではない。ボクも教えた記憶もないなあ。
だけど、デザインの仕事を続けていると、手当たり次第いろいろやっているけど、何かバラバラで一貫性がないようなに見えてたのが、急に「逆にワンパターンで毎回同じ様になってしまう」と思い詰め、ブレている感じに襲われて、偉そうにも「デザインとは〜」とか言い出しても、「何が自分のデザインだあ!」と目的に効果があってこそのデザインではないのか?等と正義感ぶったりして、とか思っている間に時代が大きく変化して、今迄「独特で強いのが良い」のが「柔軟で差し障りのない感じで良い」になってる!こうして、皆ブレていくのだなあ、気をつけよう、とか思いながら、またまた脱落者や気が変わった人が出てメンバーが代わって、ドンドンドンドン周辺に変化が起こり、自分ではデザインという計画性のある事をやっている感覚から調整役になっている被害妄想が露呈し、肉体的出力能力の低下が著しくなり、ついに諦めかけていた頃、「君の時代が到来したね」とか言われそうな危機感もありつつ、何とか「心技体」のバランスを保てればこっちの勝ちだ。「一度くらいは勝たせて欲しいなあ」とは思わないで、焦らず冷静に出て来た答えが「軸」ってヤツな様な気がしてます。

今日の一曲。The Doorsで一番好きな曲「タッチ・ミー」皆「ええっ?」って言うだろうけど、この歌を歌えるのはジム・モリソンしかいない。