時代劇は創造的だなあ〜

時代劇は大事にした方が良いなあ。一度なくなってしまったら、復活させるのは無理だろうなあ。時代とともに時代劇のリアリティも変わったと思うし、存在意味も随分変化した。20年位前は、各局毎日やってた。
映画より舞台が先で、舞台も都市型もあれば地方型もあったろう。昔の時代劇を見るとそれがよくわかる。新国劇主宰の時代劇は先日始めて見たが、大手時代劇とも違うのが興味深い。これからじっくり見てみたいジャンルだ。
ヨーロッパでもアジアでも韓国でもテレビで時代劇はやっている。時代劇は、史実に基づいた歴史的な大ドラマだけでなく、昔の日常を感じさせるドラマもあるし、時代的にめちゃくちゃなのもある。
小さ頃東映系の時代劇が好きだった。市川歌衛門とか。北王路欣哉の親父だ。今時の親父と違う雰囲気があり、いかにもカツラの似合う大きな顔。キメのポーズがほぼ歌舞伎。映画の初期は役者が歌舞伎だった。目玉の松ちゃん。
時代劇。一度撮ってみたいなあ。「真夜中の弥次サン喜多サン」(宮藤官九郎監督作)みたいな派手でハチャメチャなのよりも、今の気分は「幕末太陽傳」とか「三匹の侍」みたいなモノクロで「さすらい」な感じの。設定は、「忍者武芸長」の設定みたいに、裏社会から見た荒んだ表社会。いわれなき迫害から逃れた一匹の非人。風が吹いている。切られる農民の叫び声。ってもう盛り上がってしまった。