誰だって歯が命

「芸能人は歯が命」の歯磨きは随分前から使っているけど磨き方が悪いのか?出演していた俳優みたいに歯は真っ白になってない。普通の歯磨きより随分高いのでクレームつけるか?でも、お陰なのか虫歯はここ10年以上ない。キャンディーもガムも辞めたからかも。とにかく歯がキレイな人は羨ましい。羨ましいけど、これにはかなりの美的かつ心情的に自分の枠がある。
芸能人みていると知っている人だと、「全部きれい過ぎて不自然」という人が結構いる。インプラント技術や高級入歯の進歩で以前よりグッと自然な感じ。でも、ハイビジョンテレビじゃわかっちゃう。歯茎の根元見てわかっちゃう。ホワイトニングなんか自然なのも良いのだけど、でもやっぱり無理矢理「白く」早く「白く」で、不自然さが0.01%残ってしまい「違いのわかる人にはコーヒー以上にわかっちゃう」。
アフリカのある部族の写真で顔アップの笑顔。歯は日本人では先ず見た事ないくらい見事な「歯」である。真っ白で大きい歯。食べ物が影響しているのが90%で、残りは環境ではないのかな。白い歯以上に羨ましいのが「笑顔」の大きさだ。
日本人、特におば様は笑う時に歯を隠す。かつては「金歯」「銀歯」が目立って恥ずかしい、なんてあったけど、これは日本人の何でもとにかく「恥ずかしい習慣」が大きいのであろうが、これは歯がキレイになっても直らない、のであろう。

図版はエイミー・アーバスの写真展より。「アフリカの大きな笑顔」ではなく「ニューヨークの黒人がオシャレで歯に飾り」という笑顔写真。90年代に日本でも一部流行りましたが、笑顔が不気味だった。