映像ワークス

今年に入って作業の合間に映像(撮影〜編集まで)制作も、やっている。90年代にPVとかVideo Cripとかをある程度の予算で作っていたし、2002年にはPOSTという映像イベントもやったけど、今は低予算で誰でも映像が簡単に作れる。簡単なアプリケーションで作るプロの技?でもないけど、映像という時間とともに消えていく作品でもっと面白いものを作れないか?というトレーニングのためにも年内には後20本くらいは作りたい。事務的合理的「過ぎる」とどんどんツマラナくなる。

映像1_深大寺植物園でK君撮影。編集して彼氏に音楽を付けてもらったら、カッコいいのがあがってきた。3時間で作ったという音には、妙に引っかかる「未来」を感じて嬉しくなってしまった。そのK君が来年再デビュー決定でいろいろな局面で参加する事になった。華のあるギタリストだった彼がシンガーとなって夏には何か面白いものが出せる筈。2作目は明日撮影。
映像2_「Studio Works」のための映像制作。昨夜M氏がK君を後楽園遊園地で撮影。曲は出来ているらしい。内容を聞いていなかったので、夕方撮影終了のタイミングで合流。その後浅草に移動して「鈴芳」で飲む。
映像3_絵の楽譜を作ってベーシストR君にメールで送る。そのムービー見ながら演奏していた筈なのに、目で見える感じと音が違う様に感じ、尺も違うので映像作り直すことを思いつく。今月完成目標だったが、少し延びそう。

最近のTVCM_タレントCMを録画からリストを作ってみた。成る程。ナルホド。凄いのもあればヘンなのも多い。思惑が入りすぎていてメッセージ不明が多い。「垂れ流しCM」はほぼ「暴力」に近い。これは教育的に相当宜しくないなあ。

最近の映画のCM_パターンが同じ。作っている人は何を考えて作っているのか?結構な人数が関わっているのであろうが、なあ?皆が知らない面白い映画に人を呼ぶのが宣伝マンの仕事なんだけどなあ。

今日の一曲。Steve Reich 1978年作品「Music For 18 Musicians」より「Pulse - Sections I - IV」
これ発表された時にリアルタイムに新盤として買ったんだけど、今聞いても全然古くない。「come out」は現代音楽に道を示した歴史的な一曲なのだろうが、ボクにはこの「Music For 18 Musicians」の奏でている音楽家が高揚しながらも精神のバランスをとりながら興奮している音楽の方が断然凄いと思う。これを聴いていていつも、人の作り出すものが自然物の美しさを超えるのを感じて泣ける。