発想とは?を考える

日本人最大の発明は「乾電池」「インスタントラーメン」「エレキギター」と思うが、発明というのは意外に面妖な分野で「必要〜思いつき〜試作〜改訂〜完成(仮)〜再構築〜完成」というプロセスがあり、その分野でどの範囲でその程度お金を出したのか?また特許との兼ね合いも大きい。「乾電池」は特許を取り損なったし、エレキギターは一般的にレス・ポールが完成させたと言われているけど、戦前に日本で試作品があった、は定説化してる、し。
「そんなことはどうでも良い」とは言えないなあ。シンクロニシティということは確かにあると思う。無関係に同時に同じ事が起こるという「シンクロニシティ」は確かにあると思う。脳の中に同じ頃イメージが入ってそのイメージが別々な展開を示しあっという間に形に成って世の中に出てくる」ことが視覚的に象徴化してくると「シンクロニシティ」になり得る。
私はいろいろ考えていくと、自分自身が何かの発明家なのではないか?と思いあたる事がシバシバある。(ケペル博士的=熊倉一雄)脳に記憶されたいろんな記憶が一変に出てきてそれを編集していると、何か説明できないいくつかの形になり、それを何かに置き換えてみると、アイデアが出てくる要因になる。ここからが早いのだが、そう夜中の3時頃に多い。枕元に置いてあるメモ帳に一気に書き留め具体化案を書き出し、(翌日の打合せで整理しないまま話す事もあったが)、翌々日辺りが覚めもせずの丁度良い感じの熱さでまとまると説得力があり一気に制作にかかる。
今、出来たモノを見る時、いくつかは妙な「凄さ」を感じる時がある。自分でも他人の作品のように「面白い」と思えるから、幸せだ。
入力〜処理〜出力という能力について考えながら発想をまとめていくのが大事。思いつきでいいのも沢山あるけど、デザインという仕事は超長い作業なので、出来てくる頃に面白味のないものも沢山あるなあ。(笑)
以上意匠専門家からの独自な分析。