集団として世界に生き抜く

サッカー女子U20の試合を見たが、気合いに漲り巧みで逞しい。すでに宮間彩の後継者も見受けられる。ニホンジンの集団の動きが連携を主体にして、個人を消して成り立つ「和」があり、韓国の個人の強い動きと対照的だった。
感心したのは韓国選手の執拗な攻めにも、冷静に対処してる。一昔前の日本人選手なら、「なんだよ〜」とか言って向きになって言い争い小競り合いを繰り返していたな。今じゃ、少し微笑んで「ドンマイ」で試合全体が見えている強さを感じる。
あっという間、とは言えないまでも、少し強くなると出て来たこの余裕は、国全体に広がった自信とも思えるから、逆を言えば、盛り下がっちゃったら、一気に元に戻る、と言えなくもない。今盛り上がっているから、野暮とかいうかもしれないけど、いつも感じているから言わない訳にはいかない。
60年代の女子バレーボールに始まって、シンクロ、最近だとソフトボール
黒澤明映画「七人の侍」の「農民」は、最終的に理不尽で勝ち目のなさそうな野武士に勝ち、どんな時代でも生き抜く集団としてボクにはニホンジンの本性を感じさせる。これと重なるんだよなあ。ホント。