ピッタンコ尾崎将司

昨夜のTBS「ピッタンコカンカン」はぶっ飛んでた。(久米宏時代は「ピッタンカンカン」と言い「コ」は付いていなかった。)イヤ、楽しかった、と言うべきか。
女優・坂口良子とプロゴルファー尾崎建夫の地元(徳島・宍喰)での結婚式の一部始終を放送したのだが、尾崎三兄弟が揃い、しかも姉2人もいる5姉弟で、その母上も95才も大健在の超凄い一家だった。それに何が驚いたかというと、あのジャンボ尾崎が普通のおじちゃんだったこと。「オヤジが死ぬまで泣いたことがなかった。それ以降は涙もろくなった。」と言っていたけど、ゴルファーとしても絶対的な存在だったので、こんなに人間味溢れたというかダウンした尾崎を始めて見たのでとにかく驚いた。いちいち大泣きするジャンボ。
尾崎将司は元甲子園優勝投手でプロ野球に行った野球人。プロゴルファーになって快刀乱麻、天真爛漫、波瀾万丈なスーパースターだった。青木&中島と3スターと言われるが、彼らは職人で尾崎はスター。ゴルフのニュースが石川凌がメインになる少し前は尾崎だった。そのスーパーマンが普通のおじちゃんだったのはボク的には大きなショック。しかも、「宍喰は僕ら兄弟の聖地」という言葉も地元が心底好きなのがわかった。地元のある人は良いなあ(ずるいなあ)、と思った次第。
番組の司会から結婚式の司会まで引き受けた安住紳一郎アナは終始お調子者の太鼓持ちで日本風道化師の典型だった。しかも絶妙。まさか、「ピッタンコカンカン」をここまで見入るとは自分でも意外。昔の面白かったテレビ番組に近かったからだろうなあ。