Tokyoも勝手にヘンボー

お台場に、原宿に、渋谷に、木更津にも巨大な施設などドンドンオープン。私鉄も地下化が進んで、近いうちにあの代官山や下北沢が地下に潜る。上の下も気がつくと大きなヘンボー。
巨大な都市で列車が地上を走って、踏切があるのはとても珍しいだろうなあ、とも言っていられなくなってきた。都市も大胆に変化している。五反田や南千住(城南出身なので新宿・有楽町より北はやや大雑把)も徹底的に変わった後、それぞれの私鉄沿線周辺も変わっていくのだろう。ボクの出身地の品川区も小さい頃から比べると随分ヘンボーした。(品川を走る池上線は随分前から地下化工事していた。)
何か大きな力で都市がヘンボーしていくその根源とは一体何か?人間以外はこういうモノを望まないだろうから、やはり人類と断定。この薄っぺらいヘンボーは誰も望んでいるわけでもないのに、確実に進んでいる。「新しきを認識した上で無視しよう。」がモットーなので一応見に行く。凄いのは建物の「空間の大袈裟さ」なので、毎回イタリアのサンピエトロ寺院を思い出し比較し、あまりの薄っぺらい感じに国民性を感じる。商売の仕方優先だと、壊してまた作るのが好きなのだ。500年耐えうる建築じゃないのだ。
で、次に思い当たるのが、地震だ。ニホンには地震もそうだし、台風もある。湿気もあるし、で。土地がそうさせるのではないのか?と行き着く。だとしたら、我々はそれを作っているのではなく、出来上がっていく何かに触れている「菌」みたいなモノか?それはともかく、だとしたら地震対策は僕らが考えている対策とは別な「施し」がされている、と読める。
東京人は基本的に新しいモノが好きじゃない。けど、「知らない」とか、「出来ない」と思われるのが嫌い。いわゆる「3代続けば江戸っ子」っていうけど、そのドメスティック東京人は東京には3%しかいないそうだ。建物が出来ていくのは、東京に来た人達のイメージの実現と言えなくもない。