中国の変貌

今の中国の変貌は凄いモノがある。中国人には「中国は世界。」であり、隣接した小国に「パクリ」とか言われても痛くも痒くもないのではないか?日本だって、大まかに言えば最近までは欧米のパクリだらけ、だったんだ。いわゆる「五十歩百歩」だ。ドラえもんの偽物は都内の随所にあったし、テレビや雑誌等で見かけるデザインの元は欧米の雑誌からヒントを得ていて、音楽も90年代まで「ほぼ同じ曲」ってのも多かった。まあ、これは音楽やデザインに限らず作るものや表現するものは先進国コンプレックスから始まっていて、決して悪い事じゃない。昔から「模倣は想像の始まり」だっけ?
が、これだけ、ネットでの比較がモロに出来るとシャレにはならず、あっという間に公式な比較が出来てしまう。本当はこの「パクリ」「パクリじゃない」は結構その判定は難しい。
そんな比較をしている暇もない。その間に成長する中国にあっという間に差を付けられ、人口減少の次にはあっという間に日本は中国から見た文化的後進国扱いされるだろうなあ。
高校時代に友人と話していて、「中国人がファッション的に日本より格好良くなったら、欧米から見るとアジアのファッションリーダーかもよ。」って言ったら、友人A「なわけない。」友人B「日本が一番なの。だって、アメリカ寄りの韓国だって文化的には何もないでしょ?」だって。90年代初頭にアジアのいろいろな国の文化を交流する仕事をしていた頃にもまだ韓国は一部のアンダーグランドシーンが見えるだけで、メジャーなのは歌謡曲だけだった。それが一気に約20年弱でこうなった。ほぼ日本と同じなわけだ。
ソテジが出てきた90年代にすでに今の韓国勢力はある程度予想できていたなあ。
BRICSって、ブラジル、ロシア、インド、チャイナという今凄く勢い出ていると言われるけど、これは大きな国対地球みたいな構図で語るレベルで、そういう意味ではアフリカも凄い事になっている。ナイジェリアとは人口爆発であっという間に人口が日本を超えてしまった。
日本は、もっと小さいレベルでの「味」とか「技」の巧さがあるので、大きな仕事の「ここが凄い」という事は確かに多い。それで良いでしょう。