中村とうよう遺産

昨年亡くなった音楽評論家の中村とうよう氏の編集した「大衆音楽の真実」というアルバムを聴いて、楽しいはずの音楽に寄り添う寂しさも同時に微振動震度3。数多くの編集盤を残したし、教鞭をとっていた武蔵美大にも大量の音盤を寄贈したとも聴いた。彼にとっての音楽は晩年彼の生活の中での活気にはならなかったのだろう。こういう的を得たワールドミュージック企画盤も最近はトント減った感あり。ピーター・バラカンさんの番組などは貴重である。