今何をやるか。

川勝正幸さんのお別れの会に参列。多くの知り合いにも会えた。川勝さんを一本の木に例えると、彼のファミリーツリーは「この木何の木、木になる木」みたいな大きな木だった。その枝と根や隣の木に僕らがいるんだなあ。暖かく不思議でいろいろな来訪者が来ては物語が語られた。
飾られた彼の写真は素敵だった。先に亡くなった石岡瑛子さんのメモリアルサイトの写真も可愛かった。最後の写真だけでもキレイに撮りたい。先日友人のカメラマンが「遺影撮影ビジネス」なるものがあると教えてくれた。彼に人の良さそうな写真を撮って貰おう。
人柄が作品を作るとは簡単な話じゃない。やっとのことで出来た作品に人柄が浮き出して初めて人間性なのではないか。「今誰が何と言おうとこうだ」を貫いた何かが時間を超えて人に伝わることはこういう仕事の場合はままある。川勝さんお別れの会の帰り暗い乃木坂駅までそんな事を考えながら歩いていた。

川勝さんのお別れの会での弔辞・お別れの歌は、ボクも個人的によく知っている方達でした。
スカパラ野宮真貴さん〜松本隆さん&ギターの佐橋さん〜ヤン冨田さん〜宮沢章夫さん。友人達の暖かく濃い言葉が普段ドライなボクの胸を締め付けました。特に独創的な演奏のヤン冨田さんの演奏には身体の震えが止まらなかった。