目に映るのは明るいということ。

明るい人は凄い。それだけで凄い。ボクにとって、明るい人と言えば、少し前まで原田知世さんの笑顔が出てきたりしたが、今は「笑顔そのものが不思議」と思うことさえある。昔の知り合いデザイナーが撮っている「笑顔の子供の写真」にも妙な感じが付きまとい、素直に喜べない。疑っているわけではないけど、ダマされない。ホントの笑顔はわかるけど、何かヘンだ。無理矢理に笑わしているいるかもなあ、と思っちゃう。ヤツならやりかねない、とも疑っている。第一写真を見るのには能力がいるから、ダマされている人は多いと思う。いっぺんに多くを騙せれば大したモノだ、とも言えるが、ボクとしてはそうは言いたくない。
明るい人の笑顔を簡単に撮れる、とも言えるし、本当のところは結構簡単じゃあない。それが写真だ。
最近は修正も簡単になってきたから、最初っから写真を疑っている、かと思えば簡単なトリックに引っかかる、ということもある。
スナップや報道写真まで修整を施している。
そういえば、どれくらい写真を見てきたのか?2日のロケで10,000枚の写真のセレクトがあり、選ぶのに2週間はかかった。こういうことは1000回はやったとして1000万枚。家族写真にパソコンに映画に印刷物。ああ、目は大変だなあ。