Cover Art

ここ数日、Rolling Stonesのアナログ盤を見ていた。中学生の時に買ったベスト盤が最初。長きにわたって多くのアルバムやシングルを買ってこれまで大事に持っていたが、これからどうする?で、アナログ盤を見ていた。見てみると、自分が製作者側になった影響も大きいからジャケットだけでも大事な資料になっている。このバンドは歴史も長いし、紆余曲折もあったし、人の出入りもあったが、全くぶれてない。生き残った一例としては、何か歴史を書きながら生きてきた様な感じさえある。それに時代との付き合い方も真っ当だった。その象徴がジャケットで、いろいろなチャレンジをしてきたバンドと思う。故に秀逸作が多い。
「Love You Live」ウオーホル制作のジャケで1977年作。CDでは出来ないタイプのデザインで、ラフな感じとセンスの良さが光る。
「Black And Blue」NYCで活躍していた日本人カメラマンが撮影。1976年作。日本人カメラマンと言えば、有賀幹夫さんはチャーリー・ワッツのジャズのアルバムのジャケット撮影してます。
「Tatoo You」1981年。クリスチャン・パイパー制作。先鋭的な作家でデザイナーというより、クリエーター。彼に当時憧れていた。ストーンズのベスト盤「Made In The Shade」も彼が制作。
他には、「メインストリートのならず者」(巨匠・ロバート・フランク作)「フラッシュ・ポイント」(ゲイリー・モワットが制作。彼も良い仕事多い。目つきの鋭いインド系。)
60年の初期は凡庸なジャケットだったが、「Out of our heads」でカメラマンがデイヴィッド・ベイリーを起用したりで、グッと強くなってきて、「ベガーズ・バンケット」で自己主張が一気に溢れてきて、レーベル立ち上げで、ウオーホル作の「Sticky Fingers」発表。これで完全なラインが出来上がった。
10年も経てば、中古レコード市場がかなり変わりそうだから、今のうちに持っていないアルバムを見ておこう。