My Jazz is just it up

ジュリー・ロンドンと言えば「クライ・ミー・ア・リヴァー」。ジュリー・ロンドンの声は、この曲の「クラ〜イ〜ミー」という時に甘えた様に聞こえた後、「リヴァ〜」で振り向かないで行ってしまうような女の動きが可愛い。決して凄く上手い人ではないし、演奏も怠いけど、この曲は涼しくしてくれる歌声No,1。ハイボールを持って蒸し暑い夜に外に出て暗い中で聴く。エアコン不要と身体の芯が振動。続いて曲はキース・ジャレットの「Shenandoah」。贅沢な気分になるのは、ジュリー・ロンドンの後にキース・ジャレットだからか。「ケルン・コンサート」とは違うピアノの味わい。ハービー・ハンコックピアノ曲で、もう一杯ハイボール。つまみなし。氷の音で充分。アート・リンゼイの「Caso」という曲も涼しくなる洒落た曲。no new yorkで出てきた時にすでに「ブラジル出身」というのがあの時から一部で話題になっていたが、まさか彼がボッサのマスターになるなんて。1985年に六本木インクスティック2デイズ(デュオ・ライブ)がボッサの前兆だった。曲はジョニ・ミッチェルからヴィンセント・ギャロに移ってデイブ・ブルーベックに。数曲歌が流れて最後にスコット・ウオーカーの重ったるい「ウインター・ナイト」なんかで単純なスッキリではなくある意味重要な余韻を残しつつハイボールを辞める。つもりだったが、ライ・クーダーの曲。映画「パリテキサス」の中のハリーディーン・スタントン歌う「Cansion Mixteca」。これは汗もひくが、妙な活力も出てくる。スタントン見てたら、デビッド・リンチの「ストレイトストーリー」見たくなってしまった。