あいすらんど

6月4日に公開される映画でアイスランド初のホラー作品「レイキャビック・ホエール・ウオッチング・マサカー」の宣伝制作もほぼ終了。「テキサス・チェーンソー・マサカー」のガンナー・ハンセンや裕木奈江さんが出演。かつて裕木さんのCDジャケットを担当したこともあり(1994年)アイスランドにも結構長い期間ロケで行ったこともあり、で何かとシンパシーのある作品である。一昨日NHK-BSを見てたらアイスランド紀行の番組をやっていて、島一周して紹介していた。半分以上は行った事のある場所で懐かしかった。
アイスランドビョークの出身地で知られ、彼女のバンド(Sugar Cubes)の曲でアイスランド語なるものを始めて聴き、少しだけ身近に感じたのはこれが初めてだった。
アイスランドは原始的な生活にいきなりコンピュータが入った様な空間とバイキングの時代感が混じり合う空間が混じった不思議な世界だ。木が生えていない原野というのは日本では先ずないからあまりに現実的でない風景を見ていても変化がないから皆関心がない。抑揚がないから情緒という感覚は芽生えず、遠い昔から人間がこの地球にいたのではなく、宇宙から何か別な形で到達して今の様な形になった様な気が非常にリアルに感じて無口になってしまう。
夏でも北極の風が吹くと体感温度は日本の真冬以上に寒いし、晴れれば、つぼみだったものがたった10分で咲いてしまう。
写真は「黒い砂の海岸」と言われる場所で、奥に結晶の岩が見える。遠くにいるのは撮影で行ったGLAYのメンバー(小さくて見えない)。ここは小さなUFO軍団とキングコングが戦う場面が撮れそうな場所と思う。