無事終了

ボクの事務所からデザイナーが旅立っていった。正確に言うと押し出した。もっと雰囲気出すと、闇夜の大海に出て貰った。普段から可能性ありそうな人には出て行って良い仕事を見せて欲しい、といつも願っている。今度はいろいろあった8年以上在籍だったし、時代的にも一番厳しい状況の中での出発なので、多くの人に知らせてあげたい気持ちがあった。
ボクの所に来た者には大きく3期がある。初期の「無名だけど名門出のバリバリの若手デザイナーに就く」から「なんだか多角的に業種をやっているみたいな人に近づく」になり、「なんだか妙に一過言あるみたいよ」的な3期を感じていて、ボクの師匠と比べれば複雑きわまりない。だから、多分に人を見謝る。だから、「当たり外れ」と言ったら申し訳ないけど、「合う合わない」に大きくズレがでる。2時間で辞めさせたのから、3回復帰した者や、20年以上いそうな者までいたわけだ。
本屋で見つけた作品が事務所から出たデザイナーだったりするのが、一番嬉しい。悔しいような気分に慣れたらもっと嬉しい。