Steve Hackett

クラシック音楽を真剣に聴くようになったのは最近で、クラシックとひとくくりにしているが、ポップスやロックよりも時間軸が長いので、200年前の作品の再演などは、ただ単純に良い曲だなあ、とはならない。バロックであれば作曲家事典などを図書館から借りてきてキーワードを探したりする。クリスマスの定番は国によってかなり違うし、教会や宗教、それに国の成り立ちなども音楽には非常に大きく関わっている、と真剣に考えるようになった。

最近の収穫。今年きそうなプログレで大メジャーになってしまったジェネシスですが、元在籍メンバーのギタリスト、Steve Hackett。この人、ジェネシスよりずっと良いなあ。話が飛んでいるみたいですけど、クラシックとロックの境目が完全になくなっている。この人の曲の前後で、ヴィヴァルディとフィリップ・グラスでも自然に流れる。ロックじゃあないけど。肝心なのは、70年代のあの雰囲気をずっと温かく育てているんだなあ、という感じ。これで寝れる。眠れる音楽って本当は凄い。

昨年夏のライブに招待されていたのだが行かなくて無念。