this mortal coil

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80年代の英国スーパーグループ、This Mortal Coilは、いろんなバンドからの先鋭選抜のグループであって、単に売れるためではなく、何かをしっかり突き詰めていく若き勇者達だった。発表レーベルは4ADだったが、レーベルも超えたスーパー。当時は音楽が盛り上がっていて、様々なタイプの音楽が「売れ線」や「漫然と人気商売化」していっていたから、まともな連中はここでも何かを考えざるを得なかった。80年代の英国がどうだったのかがわかる音楽。日本にもある種こういう音楽はあるけど、肝心な何かが違う。それこそが国民性で、日本に限らず、音楽=芸能界は多数派としてドッカと座って偉そうな顔をしている、それに対してどう態度をとるかの違い。「美」に対する原初的な動機は同じなはずだ。ジャケットデザインはヴォーン・オリバーと23Envelope。オリバー氏は僕と同じ年で聴いてきた音楽もほぼ同じ。笑いのツボが同じだった。