Toho Golden Years


東宝といえば、黒澤明加山雄三ゴジラ。でも忘れちゃいけないのは「怪奇人間」シリーズ。モノクロ時代の「透明人間」からカラーになって「電送人間」「ガス人間第1号」に「美女と液体人間」と続き、「マタンゴ」(これはキノコ人間)。こういうシリーズは「ゴジラ」と平行して続いたが、幼少の頃の自分にはこの「怪奇物」は大人の雰囲気でちゃんと見たのは大学生になってから名画座で1回だけ見た。最近はレンタルもあるし、デジタル放送でもバンバンやっているから、続けて一気に見た。「ゴジラ」シリーズでもお馴染みの平田昭彦さん以上にこのシリーズでは土屋嘉男さんが大活躍だ。なくてはならない怪奇の名優。出てくるだけで雰囲気がある。特に好きなのは「美女と〜」である。白川由美さんの大人の色気もプンプンである。こういうコントラストが今の映画にはない。