A King of Analogue Era


80年代から90年代にかけてアナログからデジタルへ完全移行。と、して遡ることたった10年前。ということは80年代に移るあたりの時代(ここまで長かったが重要なので)つまり79年〜81年あたり。この時代がロック音楽そのものが一番豊かだったのでは?という事を思ってしまった。図版のジャケット2点はあのロキシー・ミュージックの2枚のアルバムである。1枚は1980年の「Flesh and Blood」もう1枚は1982年の「アヴァロン」。この2枚は業界の一部でアナログ史上最も音が良いレコードとして有名である。CDはこのレベルに達していないと言う。/70年代前半のマルチ録音からがく然とレコードは変わり、デジタルという波形の時代になる時、その流れに乗せきれなかった当時の最高のテクニックのいくつかが気になって気になって仕方ない。音楽聞きながらジャケットを見ている時代が終わってしまったのを悲しく思う。