Soul to soul in Ghana, West Africa 1971

1971年収録で映画館でも上映になった「魂の詩/Soul to Soul」DVDとCDの2枚組。ライブの出演は、Ike& Tina Turner、Santana、Staple Singers、Wilson Picket、Les McCann&Eddie Harris、Voices of East Harlem。(ロバータ・フラックはビデオには出てこない。)/映像は現地での演奏と平行して向かう機内からガーナに着いて歓迎の宴から始まる。当時映画館で見たときより生々しく再現される。ルーツに戻るというのは、いかなる緊張感か?この場合はアメリカのアフリカ系だが、世界には様々な「ルーツ」がある。久々に見たアイク&ティナ・ターナーは、日本に度々来ていたときに当時テレビで見た時期で、演奏自体の雰囲気が蘇った。その時の下品でルーズだった印象から一気に、素晴らしくソウルフルな印象に変わった。現地についてから短期間で現地のニュアンスを取り入れライブで披露するなんて凄い。アイケッツというダックダンサーの気合いも良い。ステージの足場なんかも現地っぽくただの板きれなんだが、そんなことはどうでも良い。機材も演奏も完璧じゃないけど「気合い」で乗り切り、呆気にとられるガーナの人にかっこいいところを見せている。ビジネス的に成功したかは不明だが、今ここにある本質的な何かをちきんと捉える時期じゃないかしら。