Sly

スライ&ファミリー・ストーンが全盛期の1970年あたりは高校生だったし、ラジオで良く聞いた程度。「アンソロジー」の2枚組LPは持っていても印象としてリチャード・アベドンが撮影したというからやっぱり凄いんだろうなあ、くらいしか存じ上げていない。アメリカの黒人音楽は時代と都市に大きく関わっていて体系的には理解していても細分化され過ぎてしまった現在は、というより90年代以降は全てを網羅出来なくなってしまった。/40を過ぎた知りあい女性はピンクレディーで育った世代。好きな音楽は「深くて良いメロディー」が主体で、ダンスミュージックを聞いてきた経験あまりなし、という人。その人が急にスライにハマッタ。この3ヶ月ほど「アンソロジー」ばかり聞いている。i-podの聞いた回数を見ると各曲100回を越えている。何が気に入ったのかも本人は分析していないのだが、今まで聞いてきたモノを並べてみると妙な合点が行く。