Mic Star

ミックさんの(現在開催中の)作品展があまりに素晴らしかったので、家に作品集があるか?調べてみる。と、今はなき光琳社出版から同時に発表された別内容で同タイトルの2冊。それに大判の作品集等が数冊あった。
その作品集「プレゼント」(図版/1991年作品)は表紙が赤青のツインで、掲載作品が違う。そういうところも含めて、ミックさんの作品は、「ミュージシャン」と全く同じニュアンスを持っている。
1978年にデビュー(タマ美卒業直後と聞いた)してから完全に一貫している。先ず、それが凄い。凄いが、軽妙。洒脱である。洒脱でありながら、情熱的。情熱的でありながら、クールに一貫している。
個人的に作品の中では特に軽いタッチのドローイングや、グラフィックが好きだったのだが、実は様々な手法にトライししている感じが伝わってくる感じに、ようやく僕は追いついた感じ。
仕事でも度々描いてもらっているが、その中でも「美しい日本人」を描いたシリーズが素晴らしい。