テレビドラマ

最近テレビドラマをよく見る。1クール=3ヶ月=現在は約11話=1話45分×10話として=全体としては約映画5本分の長さだが、映画とは種類の違う時間の長さで、連載週刊漫画に近い。挿入している曲にも演出家?の作風の特徴が出ているし、局の得意ジャンルも充分に感じる。
お笑い芸人出演のゲームやクイズの番組にもマンネリが漂う中、ドラマは見る人を連続して見させる力があるので、各局とも真面目に作っている感じが伝わる。挿入される音楽も、かつてのような単なる「枠」では通用しなくなってきている。ドラマの一部に完成していないと、全く話にならないレベル迄来ている。
CX系はやはりドラマが上手い。視聴率上位はほぼCXになっている。JOCXは、東京で言えばフジ。小学生の頃、地方ではチャンネル数が2-3しかないのを知っていたから、連続ものを見られなくなるので、そういう時に親類の家に行くのは嫌だった。で、もし行った時に新聞見て、やってても見たら前の週見たものだったりしたこともよくあったなあ。
それから、20年後には地方にケーブルが行き渡って逆になった。全くこういう通信関係は短期間で凄く様変わりした。
しかしながら、ドラマの作り自体には全く変わりがない様に思う。モノクロだった「事件記者」「時間ですよ」と、「ガリレオ」や前クールの話題作「最高の離婚」には然程の差がない。題材や編集技術は些末な差はあれど、「人間ドラマ」の見せ方、見方は変化の付けようもない、ドラマツルギー。というのが今日の雑感であった。
今年は、映画に関してはケーブルチャンネルで120本、劇場は数本、DVD等で20本程度のペース。テレビドラマは、週に4番組を見ているとしたら、1月に16本見ることになり、1年だと200本という数字になる。よく考えなくてもすごい数字だな。
今年は、日本映画チャンネルの川島雄三シリーズはナイス。最近になって若尾文子の面白さがやっとわかった若輩者です。