音楽は常に変わる

ボクの周りは音楽をダウンロードで買って端末(死語?)で聴く人が多いけど、タクシー運転手はラジオだし、ボクの師匠(60代)はCDだけで、友人の中にはMDウオークマンというお方も。「これで聴いてるの?」って聞くと「これが一番いいねん」だった。音楽の楽しみは人それぞれ。ボクも極端で、一時期ライブだけ、という数年があった。(これはLPからCDに移り変わる時期、つまり1985〜1988頃か)ライブ会場には、年に100本以上は行っていたなあ。1日3本なんてのもあったし。
ダウンロードで聞くというのは、デジタルデータになっている音楽ファイルを落とすだけではなく、今や自分で音楽をアレンジしながら聴く、とか、もあるし、ダウンロードではなく動画サイトで聴くのも多い。CDみたいに「これを黙って聴け」というような固定の作品の聴かせ方がドンドン少なくなって来ているんだなあ。聴く人の勝手が強くなっているので、近々「CD」みたいな固定の楽曲がかったるく聴こえるかも。人がいいなあ、と思える時間は約3分程度と言われる。これは心理学の分野の分析だが、心臓の鼓動の周期を思うに、何となく「3分限界」は納得出来る。(笑)
「3分でわからなきゃ、結局何もわからない。(だろう)」という説も、人の心理の周期からすれば、思い当たる節多し。数時間いや、エリック・サティの「ベクサシオン」は数十時間の曲だっけ?あれは、「わからないだろう」って曲なので、逆説的に「3分限界説」を肯定しているのでは?
3分で思い当たるアルバムはビートルズの『Meet The Beatles』と「エルビス・コステロの『Get Happy』だ。『Meet The Beatles』は最近良く聴くんですが、ある意味『アビーロード』より強烈です。ジョン・レノンが一番元気で元気。その進化系が『Get Happy』だなあ。ポップミュージックは3分が基本を痛快に走りまくる感じで凄いです。

でも、コステロに飽きたら、次は『This Heat』で。

ついでに、この時代の音楽を。ドイツのArt Attack(通称「アタタック」)からロスト・グリンゴスの「日本サンバ」。六本木でメンバーと飲みに行ったことを思い出すなあ。一緒にいたのがDerPlanのピロレーター氏。話は変わるけど、The CollectorsのベースのオリさんもかつてはこのArt Attack所属ですね。