ロンドン空席

オリンピックを見ると、空席が目立つなあ、と思っていたら、案の定そのニュース。すぐに対処するのが今の時代だ。企業などがレザーブした席が空いていること自体腹が立つ。昔の事を蒸し返すようだが、中学生の時に行った大阪万博には行ったもののパビリオンにはひとつも行っていない。結局待ったけど入れなかったのだ。アメリカ館で月の石を見た友人は、数分見れたものの、並んだのは数時間で結局それしか見なかった。それからというもの、「どうせ並んでも見れない。見れないなら並ばない。」となって、混んでいるところには行かない、になり、話題のものは無視しよう、という混雑回避原理主義者なってしまった。友人曰く、「ロートの如く」で、受け入れ側に予めの数しかないから入り口が広くても中に入ると込む原理。首都高速も同じだ。
話は飛んだが、権力が庶民を見下している「視点」の話だ。「空席」はそれ以上にムカつく。世が世なら後で百タタキの刑に罰せられる悪代官の所行だ。懸命に戦う若者との矛盾のコントラストに試合以上に熱くなってしまったのだ。冷静にならないと金メダルは無理だと教わったばかりだった。