アメリカ映画

バットマン・シリーズは89年にジャック・ニコルソン登場やプリンス音楽で完全復活してからシリーズが続いている。NYでたまたま撮影している現場を見た事があって、すごい人だかり。見えたのはバットマンのマスクの「角」だけだったけど、日本の映画の撮影現場とずいぶん違ったなあ。「お祭り」みたいでした。
最近は映画の仕事もメッキリ勢いがなくなって、命題である「映画館に人を呼びたい」が難題なのであろうか。「アバター」をIMAXの3Dで見た時に「映画に行くのは作品性より見物」に近いので、(完成度の高い作品は家で見て)面白い作品は皆で見たい、か?
代官山蔦屋は新作も旧作も充実。韓流も多いらしい。「MASH」もそこで借りたのだが、もう1本借りて見たのがヘミングウエイの「老人と海」。スペンサー・トレイシー主演作。昔見た時より感激は少なかった。大きなプールで撮影しているが丸見えだったし、合成も甘い。でも、トレイシーの演技はアメリカの古典。テレビに切り替えたら「太平洋ひとりぼっち」をやっていた。登場人物の少なさと、石原裕次郎の独り言は「老人と海」を参考にしている、か。オールロケの「太平洋」の方がドキュメントっぽくて面白かった。