Yes You Can too

ユーキャンから発売された「佐野元春デビュー30周年ボックス」完成品が届く。制作を開始したのが一昨年末だから約1年半をかけての完成。ズッシリ重い箱には、5つのパートに別れたブックケースと音楽詩集(佐野さん自身が超監修した5CD分の新訳歌詞集!)が封入。各パートは音楽集(CD)と映像集(DVD)のダブルスリーブとそれぞれの時代の写真集がケースに入っている。つまり10枚組み6冊のセット。
僕もいろいろな局面で関わってきたので、掲載しているいくつかの写真を撮られている隣にいた。だけど、何か現実的にそこに関わっていたというより、この30周年ボックスに封入された人物「佐野元春」という人は実は伝説上の人物だったのではないか、と思わせるようなレベルの違う「個性」を放っている。
僕にはこのボックスセットは、単に業績を集めただけではなくて、暗い重い部分も感じさせる「苦闘の30年」という印象もあった。ファンでなくても音楽業界を名乗る人はこれをマスト。って、言って1000セット売れればユーキャンから褒められるかも。