Do the D級

韓流の影響で大賑わいの新大久保周辺(歌舞伎町〜大久保〜職安通り一帯)は休日でなくても凄い人。時間に余裕のある人種なのでわりかし曜日に関係なく人が動いているエリアである。
「韓流は凄い」と思わせるのは、昔から(ボクの知っている限りでは70年代から)いろいろな人種の中から、何故か韓国だけが勢いを増していく。これは世界的な傾向らしく、ヨーロッパでも「韓流ブーム」が起こってきている。スパイク・リー映画でも描かれていた「イタリア対韓国」の対立の構図が、対称的な感覚の構図をも感じさせた。(この映画の中でも、実際の様に韓国勢がイタリア人エリアを圧倒していく)
この周辺は、昔からコロンビア、タイ、イスラム圏、中国、インドなど、沢山の人種が集まっている。これは区の税金や人種受け入れの体制などにもよるらしい(この区に済んでいる外人に聞いた話)。80年代は中国勢がブリブリしていて、電車が止まった後の「夜の世界」を撮影取材していた時に、噂で聞いていた日本刀を振りかざして暴れている集団は見た事あり。(映画「不夜城」の如く。)何回か「これで帰れないかもしれない。気がついたら船に乗せられているかも。」と思った事あり。(コロンビア系の売春婦の集まるレストランには2-3回行った。ビデオの映像が面白く食べ物もナイスだが、僕らを取り締まり関係かと見ていて、カメラを向けた時にイロイロ聴かれたけど全然問題なかった。)
テレビ番組で「新大久保は韓流だけじゃない。ディープな異国情緒(D級)」は、このエリアのベテランとしては10年以上前からのほぼ定番のお店だった。昔は日本語が通じなかったが今では全然問題なし。基本その国の人ためのお店で、意外と普通。雰囲気はあんな感じだが、心配なのは、戒律のあるエリアにズケズケと入ったり、奇妙な食べ物を気持ち悪い、とかは絶対に厳禁だ。(番組でも言っていたけど)ホント。知らないのはこちらなんですから。