Discog


Discog(http://www.discogs.com/)はジャケットを探すのにはとても便利なサイト。画像に限らずクレジットも国別に網羅。レコードのウィキペディアで、検索欄にバンド名を入れてから始まる。
例えば、UKブルースの元祖、アレクシス・コーナーが晩年キング・クリムゾンのリズム隊3人と組んだバンド「スネイプ」のジャケ写と内容が知りたいとする、と。検索欄に「Alexis Korner」と入力〜検索ボタン。と、第一段階でアーティスト名が出てくる。この場合、名前の表記違いや同名の別人も分別していく。該当のブルースマンAlexis Kornerの解説が出てきて、活動期別にも表記。ここが凄い。で、組んだバンド名がSnapeなので、「Snape」で調べる。ここに自分の持っている盤と違うジャケットが出てくる。「Alexis Korner & Snape」で調べ直すと、出てきた。「and」と「&」の表記違いであった。
アレクシス・コーナーはロンドンの若手がブルース・ロックを始める前に、アメリカの生の音をイギリスに持って帰った人。初期のバンドにはミックやジャック・ブルースなどの学生みたいな若いミュージシャンが一緒に移っているライブ写真がある。こういうのは、いわば音楽の歴史であり、失ったら二度と再現できない文化遺産だ。記録可能になった後でも、忘却・焼却・破棄などなど日々消えていく。今の瞬間もさっきまであった音楽が消えた、のかもしれない。