ドイツだ?オランダ!

1994年に業界で流行った「doop」は詳しいこと知らないまま聴いていたけど、持っていたCDから調べていくと(最近はすぐに調べられるからとりあえず便利)オランダの音楽ユニットでそれぞれの活動もやっとわかった。狂騒的でアッパーな音楽で景気の良さが徹頭徹尾で、最近湿った音楽ばかり聴いていた耳が少し元気になった。音楽は楽しくなくちゃ面白くない。ラグライム的で、集団の楽しさが音楽になっている。日本でもこれに近いのは、想像では、笠置しず子さんのブギウギとかが近いか。
かつて、「音」なら何でも聴いていた時期がある。最初に買ったのは「自動車のクラクションのソノシート」である。行進曲も好きだった。子供達に1人で行進していたに違いない。バーのピアノ演奏も好きだし、「ちんどん」も学校の音楽の授業でレコードを聴くのも好きだった。受験時代に明け方に聴く雅楽も不思議な音楽と思ってた。世界中に音楽があるのが不思議と言えば不思議。
よく言われる、インドで音楽が生まれ、スペインでリズムがついて・・とか世界旅行しているみたいで楽しい。大阪エキスポでも見たアフリカの音楽は実はすごく深いて広い。地方・民族・宗教が大きく時代と関わっているし、リズムの繊細さはずば抜けている。アジアのポップスも仕事に関わってからなので80年代から随分聴いた。イスラム圏もインド圏もドップリ浸かった。地理的なことと別に時代別興味も大いにある。19世紀ジプシー音楽までは今でも感触は現実的に聴くことができるが、録音される前の音楽とは?音楽の全てはライブにあり、と感じてきたこともあって「演奏」を聴く=音楽。と思っているから、200年前のビデオがあったら面白いだろうなあ。それが簡単にできるようになったら、1000年前。書き言葉以上に話し言葉の「差」を感じてみたいなあ。