My Life Is My Message Book

震災支援イベント「My Life Is My Message」のブック作ってます。難しく考える方じゃないけど、要素が多すぎて暴れる立場じゃなくてまとめる立場だ。デザインはまとめて並べるのは誰でも出来る。などと考えて手が動かない。動かないと言っていられないから何かは動かす。考えはまとまってもまた崩れる。崩れてはまた盛る。前と違う案も浮かんでは消える。この時期が大事だ。パッと作ってパッと出来るわけがない。
ホントは1年くらいは時間をかけたい。意識のあるデザイナーなら皆そう思う筈だ。
昔からチームが嫌い。団体行動が出来ない。修学旅行から勝手に帰ってしまった男だ。だが、整列が乱れるのは嫌いだ。一旦約束したらエゴを出すヤツは厳しく罰する。こういうデモーニッシュな考えも浮かんでは消え、1時間後にはエンジェリックな慈悲に充ちた思いも出てきたり。
我々日本人は行動したり、モノを感じたり、する時にイメージに移す事があって、これが時々邪魔くさい。「漢字」だってそうだ。あれはモノの形だ。わざわざ筆でモノの形を「文字」にしながら会話をしている。
葬式に持って行く香典だってそうだ。結婚式の祝儀は気持ちの込めた29800円でも良いのに、「切りが良くて縁起が良い」とかで30,000円。とか。もっと33,333円の方が縁起が良いんじゃないか?(笑)細かいのはもっとダメか。
そういう細かい部分と同時に「人類が滅んでも地球上の生物は一切問題ない」とか、大きな問題をほぼ同時に起動させる。「逆に言えば滅んだ方が良いのか?」と行き着いた後、解決しない問題を放り出して、結局「美意識は狭い範囲での自己完結」とか思い当たって次の行動に移ってしまう。
今日は準備でまとめておいた方が良い一日かもなあ。
考えることは沢山あるし、やらなきゃいけないことも沢山。まして、やりたいことが沢山あってそれを整理するので手一杯。

篠山先生の震災写真集です。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/NCR/cp/ATOKATA/
どういう感覚で作ったのか調べたいなあ。