日々の生活

地震が多い。万が一対策。世田谷弦巻のラジウム騒動は予想通り。反応の大きさは無理もないが、過敏過ぎるのは全く関心がないよりよくない。昔から「普段からの万が一対策」は必須。夜中に地震で停電になった場合、食料・飲料水の常備とかは週に一度は要チャック事項で当たり前。20年前の「東京危険マップ」制作は結構役に立っていた。その出版社には地下シェルターがあって、見せて貰ったことがある。社員はほぼ知らなかったし、全員が入れるワケでもない。「危機管理は質である」と言っておこう。
身体だけは丈夫で入院も大きな怪我も特にない。20代に徹夜仕事ばっかり時期があり(3年間は半分は徹夜だった)ので、30代はそのツケが回ってきたのか、毎日マッサージに栄養剤に整体に温泉なんかも忙しかった。40代後半は急に「ヒマ」になって逆に体調だけはよかった。今は年齢相応というか、人並みに悪いのだが、その年齢に見えないせいか、人に「まだ無理が効く」と思われている。それは「見た目」だけで、目、椎間板、歯、血圧を常に気にする様になってきた。血圧は特別高くも低くも無いが、毎日計測している。計測が好きなだけと言われている。眼鏡型拡大鏡ハズキルーペ」購入。確かに拡大率と軽さが素晴らしいが、少し視線を動かしただけで結構「酔う」のである。対策にも苦労はつきものだ。
庭の大きな木が2本伸びすぎてお隣にも太い枝が飛び出してしまった。剪定業者に見積もりを取ったあと、自分でやってみようとノコギリで始めたが、木の「棘」の復讐にあって怪我だらけ。前に購入した「チェーンソウ」の出番はないまま業者に頼んだ。トリオでやってきて30分ほどでほぼ完了し、細かい枝の整理や振込先などの確認に30分。計1時間。たった2本の剪定だったから、トリオにとってみれば「おいしい仕事」だったに違いないが、手際の良さと施術の切れ味に安いとさえ感じてしまった1時間後の木の下での一服であった。
話はかわるが、我が家のワンちゃん(12)が先月、腫瘍摘出手術。70mmにも膨らんだ腫瘍をとるため1週間の入院。スッカリやせてしまった。今はだいぶ元気になったが、麻酔してお腹を20cmも切られたのだから、麻酔が切れた時は痛かったろうに。毛の無くなったお腹の縫った跡が痛々しい。人間の家族の中にたった一人で「犬」として言葉も通じなければ、食事も自分で調達できない環境の中で生活するだけでも大変だろうに、入院までしてお腹も切られ・・もし、これが逆だったら、自分は狂わずにこのワンちゃんほど何も文句も言わず普通にしていられるだろうか、などと考える。ワンちゃんが散歩できるようになるまで一人で散歩している。
親類に貰った栗の皮をむいて渋皮煮にした。その煮汁が濃厚な栗の色だったので、数種類の紙を染めてみた。図版はクラフト紙に染まった図。まるで栗の質感だが、感触はクラフト紙なのであった。