Aphex Twin

自分の中でAphex Twinが再び鳴り始めた。90年代クラブシーンでまるで伝染病みたいに感染した音楽だった。2000年頃にはかなり一般化してきて音楽シーンに相当な影響も与えたと感じる。Aphex Twin(Richard James)も渋谷とか下北沢で見かけることもあったが、すぐに飽きてそれから話にも出なくなって久しい。(下北でもお見かけしたなあ)
が、急に降りてきた。デジタルの音楽もここまでくるとアナログなのかデジタルなのかも境目を感じなくなってきて、結局は音楽にはあまり関係なしを証明した。
音楽に対する執拗な取り組みは歴史的にかつてないくらいに密度を増しいて、今思えば、やっぱりヘンだったよね、あいつ。相当ね。かなりの変態度の強いビデオ作品を見直してみると、面白いのが沢山あった。映像作家のクリス・カニンガムも超絶的な映像を残した。
Muslimgauzeという別な教祖みたいなのが、短期間に数百枚のアルバムらしきモノを出したと思ったら、逝去しまい、Aphex Twinが育てた新人がいろいろ頭角を出しているらしいし。つまり「やり手」だったんだなあ。
Aphex Twinスパイク・ジョーンズビョーククリス・カニンガム、という層がボクの中にあって、大友克洋寺田克也、Rita Ackermannなんかも同じ層に感じる。
90年代後半にこういう深い精神性に根ざしたモノが排出していたのはこれからもっと検証されるべきだと思う。