Choco

HERSEY'S CHOCOLATEクラシック・パッケージ。キングサイズやココアやキスチョコも未だに人気あるみたいですが、戦後日本が復興していく時の「ギブ・ミー・チョコレート」のパッケージがこれだとすると、それまで大福や煎餅しか食べたことのない日本人には凄いパッケージに映ったと思うなあ。戦前生まれのデザイナーも以前テレビで話していた。アメリカでは戦時中にこんなものを食べていた、と知った瞬間、パッケージデザインが放っていたのは日本の未来のイメージか。「石器時代の文化も50年もかからず英語が喋れる様になる」という一説と一瞬にしてミックスされる。
こういうクラシックなデザインの勉強はとても大切だ。現物を見るのも大事だ。ボクが好きなのは広尾にあるナショナル・マーケット。日本で暮らす外人のためのマーケット。2階が日用品で1階が食材。アメリカのモノが多いが、パッケージを見るだけでも楽しい。キッチンペイパーも見たことないくらい大きなパックが普通に置いてある。
生活の中心にある感情が全く違うと思う事多し。特に好きなのはスナック、洗剤、キッチン用品、など。
お店に置かれている日本の情報誌に映っている日本人も普段と違う。違うのは「視点が違うからだ」と教えてくれたのは先輩カメラマンの言葉。我れ世界の辺境で何を見る。