Chiwakimayumi

9/20のイベント(後日正式発表予定)の最終確認でプロデューサーと飲んでいてその人が急にシンガー「ちわきまゆみ」に大きな影響を受けた話。ボクは自分の独立直前から独立直後に彼女と組んでいろいろな仕事をしていて、そういえば街で時々バッタリ(そういえばアメリカの地方都市でもバッタリ)や、彼女とスマイリー原島氏の司会のテレビ番組にでたことや、神宮球場で大きな声で僕を呼ぶ声が彼女だったり、で思い出がイッパイで、なんかウルウル(仮死語)してしまった。
そういえば記念すべき彼女のデビューライブにも行ったし、写真も撮ったこともあるのにチャンとアルバムを聴いていなかったのではないか?自分が監督したプロモーション・ビデオのマスターを紛失してことや、その撮影でも揉めに揉めて彼女が泣き出したことなんかも思い出して急に懺悔な気持ちになっていくのでありました。あんなに面倒見て貰ったのに、という懺悔であります。(彼女はズッと年下です)
で、家で探しました。で、全てのアルバムがありました。聴いてみたら結構聴いてました。(ホッ)でも、まてよ、今聴いても素晴らしい。洋楽へのリスペクトから始まってはいるが、今の時代に「新しい感じ」を放っているのではないか?という心持ちに変化していくではないか。
アルバムを全て聴き終わった時には、アナログ盤(特にジャケットビジュアル)に、彼女の好きな洋楽ロックの雰囲気が立ちこめて、健気なロック好き少女が「フィメール・ロッカー」になっていく物語に変化していくではないか。彼女は未来に向けて意識していた訳じゃなくて、自分の世界を作っていたのだが、ドラマの主人公という側面でも生きていた。
ジャケットはボクの後任、吉谷博光さん(かつての飲み友達で現在は造園家でオシャレ生活推進家で奥様とともにNHKで特集されたり、の方。)が作ったジャケットに完全に嫉妬していた。彼の偏執狂的世界感とその技術力は世界級を遥かに超えて、早い話、凄過ぎた。ボクのはロック音楽の身の丈にあっている程度で比べものにならないけど、何か音楽へのリスペクトや仲間意識が自分でも感じられる。まあ、だからボクの方がその後この世界で生き延びてきたのであろう。
先出のプロデューサー氏もあれからアルバム「Angel」を聴いているらしい。ボクがジャケットに載っているのをみつけて妙な「縁」を感じたらしい。で、彼女に事務所のホームからファンみたいにメールしてしまいました。(前にゲルニカにも同じようにメールしましたが返事来ずでした。多分もう当人も管理者もホームページ見ていないと感じました。