三匹の侍

最初に五社英雄監督作品を見たのは「三匹の侍」だった。殺陣でモノクロテレビが揺れていた様な感じが今でももの凄く強く残っている。加藤剛・平幹次郎・長門勇という超個性的な三匹が魅力的だった。
最近知ったのはこの3人はシーズン2で、シーズン1は加藤剛ではなく丹波哲郎だったこと。成る程って感じのキャスティングだけど、幼いボクには加藤剛も強烈だった。
で、今回は長門勇である。「時代劇チャンネル」で「道場破り」を見た。「三匹〜」の頃であろう時代感で見れたから懐かしさ半分鮮明な画面でこうだったのかという感心半分。長門勇の「立ち回り」の巧さ自体が見物で飄々とした個性と併せて時代劇的なのだなあ。当時時代劇といえば主流だった東映時代劇にくらべリアル感が凄かった。キレイキレイではないリアルな表現は画期的だった。レンブラントばかりみていたところにモネを見た様なものだ。
長門勇のキャラは最近で言えば船越英一郎か?「現代版三匹の侍」ならば、この英一郎に加藤剛関ジャニ錦戸亮で、平幹次郎は佐々木蔵之介だろうなあ。
You tubeに哲郎バージョンあり。フランス語のスーパーがついてる。