Eno in Warp Works

Brian Enoは長い活動の濃さで言えば贅沢は言えないが正直言って数年前までは何か自分で何かやろうとする積極さが薄かった。が、閃いたのか?昨年から随分積極的になり、しかもレーベルがOPALではなくWARPに移ってからの新作はかなり良い。まだまだ彼が閃いた何かが音楽だけではないような確実な理解は出来ていないのだが、数年後にいろいろな要素が合致して、「凡庸なミュージシャンが即マネの出来ないレベル」にいっているよう感じる。
1_I-phone仕様のアプリは傑作が多い「Bloom」「Air」「Trope」を購入して楽しんでいる。
2_アルバム「Making Space」今の段階では個人的には「〜A Milk Sea」よりも名曲が多い。展覧会ごとにアルバムを出すというのも面白い。ウエブでのみの販売、もしくはDown Loadアルバムも妙なズレがない。
3_「Small Craft On A Milk Sea」Warpでの見え方曲の聴かせ方が非常に斬新だった。彼の周辺スタッフに新機軸を感じた。
4_「Drums Between The Bells」これはEnoshopで先週発売(6/22)になった新作。メールが来て「今送った」とあったので楽しみ。
5_ここ数年の傑作といえば「Bell Studies for the Clock of the Long Now」。鐘のレコードだが、「眠りにつくための音楽」というのは、かつて「刺激」を求めていたものが達成したある種の「境地」だと思う。単純にゆったりして気持ちよくなる、
と言いたいところだが、Eno作品に見えなくしてあるところに非常に共鳴し静かに興奮。