モンロー

1961年のカウボーイ映画「荒馬と女」を見たのだが、モンロー最後の主演映画で遺作。クラーク・ゲーブルもこれが遺作で、共演のモンゴメリー・クリフトもこの作品出演後すぐに亡くなっている。重いモノクロで監督はジョン・ヒューストン作品。
ゲーブルがスタントを使わず野生の馬と格闘したシーンは凄まじく、見ていてハラハラした。黒光りする野生の馬の疾走するシーンと金髪のモンローの対比が美しい。枯れた味にきているゲーブルがこの格闘で体調を悪くして死んだという。アカデミー3回も獲っているのに、戦地でも優遇を断ったという。凄い役者だったし凄い人だったんだなあ。映画全盛期の場面の力強さ、動きの迫力は凄い。