La Strada

フェデリコ・フェリーニの映画で一番好きなのはモノクロ作品でアンソニー・クインジュリエッタ・マッシーナ主演の「道」。戦後日本に入ってきた最初の洋画で、業界では宣伝段階ではヒットは難しいと予想されたが、雨の中の行列、という伝説になっている。モノクロ映画は「物語を見せる」のであって余計なモノが入っていない。主役の2人も美しいが、脚本・音楽・カメラワークも超絶的に素晴らしい。全てをまわす監督の役割は出来るだけ何もやらないように全てやる、ということ。