Hosono Imawano Sakamoto

忌野さんが国民スターだったのが葬儀の時の行列を見てわかった。僕が始めて清志郎を始めて見たのは信濃町千日谷ホールでのライブだった。中学の時で1970年か71年だった。Zeppelinなんかの海外版新作レコードを売るイベントだった。そこに登場した3人トリオのニット帽を被ったギタリスト&ボーカリストとして鮮明に覚えている。人気の出始めていた頃で「女の子は家に帰れ」とか言っていた。「僕の好きな先生」をライブで聞いたのは、それが最初で最後だった。それから30年。全国の小さなライブハウスをまわるツアーを数カ所ついてまわって撮影する仕事でご一緒させていただいた。バンドメンバーと一緒に温泉に浸かって、なんて場面も撮影させてもらった。昔から知っている顔でありながら間近で見ても全く変わらない、HISの「日本の人」は最愛聴盤で一年に一度は聴きたくなる。演歌・テクノとロックの融合としてはもっとも成功した仕上がりを感じる。コミックとコントというエッセンスも入って奇跡の一枚と思う。ジャケに関しては先輩の作なのであまり言及出来ませんが、世界発売ならこのママで出したいですね。