Jimmy


ジミーといってもジミー・クリフ。レゲエのジミー。ジャケは1976年の有名なライヴ・アルバム。「アンタがレゲエかい?」と失笑するかもしれないが、プロだから幅広い。ついでに言うと、ドレット・ツエッペリンだって知ってるぜ。(80年代後半のツエッペリンのスタイルでレゲエを歌うバンド)7インチ・シングルを1枚持っている程度ですがねえ。名曲「Many rivers to cross」は昔CFにも使われた。このアルバムから聞えてくるのは、ラスタファイの精神を越えた力強さを感じる「歌」と思う。ラストの「The harder they come」の熱唱は素晴らしい、とつまらないコメントで締めくくるしかなし。/ジャケは究極のシンプルさ。下手(しもて)二階最前列席から撮ったハイライトシーンでスポットの影が良い形とカメラマンが悦にいったが、カリグラフィみたいな文字が全て喰ってしまう、という原始的な組立がジャマイカンなテーストを醸し出している。絞まりきっていない黒が都会的でないのも魅力のジャケだ。裏ジャケが同じ写真で左右対称というデザインも同様だね。4年に一度聴きたくなる様なアルバムなので、次は2012年か?