After No New York


1978年発表のアルバム「No New York」でド頭でぶっちぎった演奏を聴かせてくれたコントーションズのジェームス・ホワイトがその翌年、James White& Contortions名義とJames White& Blacks名義の2枚をリリース。4バンド参加のコンピレーションだった「No New york」で4曲だったにも関わらず充分な爆走を聴かせた後の予想を超えた2枚に惚れた。/聞き直してみると、この似た様でいてアプローチの違う2枚の印象が違った。シャープで無駄のない印象だったContorion盤は柔軟でポップに、ユルクて甘い印象だったBlacks盤は、思いきり濃かった。Pat PlaceとJody Harrisというキレタ2人のギタリストの「責め場」に「究極の白人ロック」を感じる。/アルバム「No New York」に影響された、と公言する多くのミュージシャンを知っている。/それにしてもアルバムジャケットの裏面に見るメンツの凄いこと。(日本人が一人入っている。その方に関しては後日)