緊張は若さの証拠

タスクさんのブログにタモリマイルス・デイビスと話しているテレビ番組がアップされていたのを見て、タモリさんがもの凄く緊張しているのを見て思い出した。ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンさんに呼ばれて会った時のこと。人見公会堂の楽屋。パキスタンの歌手でカッワールと言われるイスラム歌謡の第一人者。当時のワールドミュージックブームの火付け役として文字通り世界中の視線を浴びている最中の来日公演での合間だったので、呼ばれたボクもビックリ。緊張するかと思いきや、一緒に写真撮ったり、ボクの作ったヌスラット本の話したり、サイン貰ったり。図々しい。もっと正式に緊張したかった。後悔。
世界的な名声を目の前にするというのはそれほどないので、時間が経てば経つほど、そういう人に会えた感激は増してくる。同時に普通の人間だった感触も強く残っている。普通の人と言えば、デイヴィッド・チュードアさんというミュージシャンにお会いして話をした事がある。日本人みたいにシャイな人でモジモジしながら喋っていたのを覚えている。あのジョン・ケージの「4分33秒」を演奏しなかった超歴史的な人である。わかる人にはわかる音楽の深淵の話だ。(緊張)

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