Japanese Animation

現在のアニメーションから遙か昔、1960年代に東映が長編の動画を大ヒットさせる。これが今のアニメの大きな布石となっているのはアニメファンは知らない。今のアニメのファンは、アニメの中の幼児性を自分勝手に利用しているだけだからダメなんだと言いたいが理解できそうもないので言わない。60年代初期には家のテレビはモノクロでも映画館に行けばカラーの鮮明なアニメが見れたから皆映画館に行った。行くとステッカーやオマケも貰えた。1962年から63年には今見ても完成度の高い作品が発表された。声優も達人が多くいた。僕が好きだったのは水垣洋子・はせさんじ・黒柳徹子など。彼らの名演は今のアニメのレベルとは比べようもないくらい凄い。スタッフも凄い。手塚治虫が脚本やアドバイスをやっていることが多い。が、僕の憧れだったのは、作画陣。森康二月岡貞夫などなどイッパイいる。クレジットを改めて見ていくと宮崎駿もまだアシスタントだった時代だったのがよくわかる。その頃が小学1-2年だったので、僕の運命は決まった。習っている日本画よりも断然憧れた。アニメーターだった。連載漫画を描き始めたのはそれからまもなく。家にそれを見に来るヤツが増えてきた。ハイテクで出来上がっていた東映動画とは比べるのもおこがましい出来だったが、自分でも最近思うのは先ず行動したのは偉かった。その連載漫画発行から僕は始まった。