Tomita Isao’s just like a Magician.


ノーベル賞で評価された研究が30年前という、自分がグラフィックデザイン業界に飛び込んだのも同じ時期なので、心のタイムマシーンを使って遡ってみる。/1978年である。The Rolling Stonesで言えば「Some Girl」の頃で、でもボク的にはStonesでは全然なくてTalking Heads等のニューヨークの音を聴いていた頃だ。同じころに聴いていた音楽を横に並べるのは面白い。で並んでいるものに、シンセサイザー音楽の先駆者・富田勲作品があった。すぐに聴いてみると、「Some Girl」や「Talking Heads」と並んでいるのが不思議。/もっと昔の音楽のようでもあり、もっと未来の音楽のようでもある。/単にクラシック音楽をシンセにした音楽ではない。/日本で始めてムーグシンセサイザーを個人買いしたというの本当は凄い話しと思う。/当時日本で誇れる音楽家と言えば「世界のトミタ」だったのだ。と今のところ断片的にしか出てこないが、ノーベル賞の研究と妙に合うのが、この「心のタイムマシーン」の面白いところ。