サッカー少年 1966 Tokyo Shinagawa
11歳のサッカー少年。メキシコ五輪で活躍した釜本にみんな憧れた。
級友たちとの再会もなく寂しい限りだけど、小学校の思い出だけは鮮明だ。写真を見るって良いなあと思うことしばしば。
小児麻痺だったけど卓球が巧かった山口。モデルになって今でも活躍してる久保田。ブスだったのに大人になって超美人になった坂本。極度の近視で眼鏡を二個かけていた鈴木。ボクの家でお漏らしして「これは誰にもいうなよ」って言ってた秀才の角田。勉強はダメでも足の速かったもう一人の角田。クイズ番組に出たりしてた張り切りガールの山田。実家が共産党員で苦労した入村。ボクがポスターを作った鉄工所の茅野。米屋の新村。隣の家で包丁に落雷の佐藤はボクと誕生日が同じだった。食堂の船岡。相性の悪かった岸。高校時代に死んだ岩沢。家に行くとイチゴのショートケーキを出してくれた浜田。写真見ると思い出す。今でも随分憶えているもんだなあ。
映画のシーンを描いていた
震災で音楽業界は一気に予算枠や仕事の流れが変わってしまった。時間ができたから、それまでできなかったことを一つずつやっていった。
昔は暇になったら「川釣り」か、「旅行」に行くんだと思っていたけど、自分でも意外なことに、いきなり油絵を始めた。
しかし、油絵の具はなかなか乾かず、一週間くらい乾かない。参ったなあ、と水彩始めるのも気が向かず、書庫の整理整頓を始める。で、出てきたのが、束見本。製本の見本で表紙も中身も白い紙だ。いろいろな紙で作ったので、たくさんある。
あえてコート紙に墨で描いてみた。普通は和紙やマット紙だと思うのだけど、感触が面白かった。数ページ目から急に描く題材に困ったので、整理していた映画んパンフレットのシーンを描いてみたんだな。
現在進行中
音楽業界の仕事について、実は皆も知っていると思うのだけど、LPからCDに移行の間の1975年から1995年までが一番楽しめたな、ってこと。今楽しくて音楽を聴いている人がいるのか?見たことがないなあ。ライブで文句言う人なんていないよな。ライブを真剣に楽しもうと思ったら、ミュージシャンにマジにやってもらって、こっちもシッカリ聴く、という真剣勝負な関係でないと。今じゃミュージシャンは偉い人みたいでとっても気持ち悪い。
CD買わなくなって20年が経った。中古レコードも買うのは辞めた。最近聞いているのは音楽じゃない。面白いのがないから売れないんだな。面白けりゃ買うよ。音楽業界自体が音楽をなくした、と言っても言い過ぎじゃないね。