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25_Cream
1966年に出たのがファーストで「Fresh Cream」なのだが、そもそもこのバンドは、今考えれば業界的っぽいなあ。先ずロバート・スティグウッド制作で、タイトルからして俗に言う「プロデューサー仕事っぽい」感じだ。真意を調べるつもりもないし興味もないのだが、当時のミュージシャンの「行き場」の典型の象徴なような気がしてならない。
上がスカンジナビアン盤で、下がUS盤だが、CDも同レイアウトだった。
このバンドのジャケットは、いい加減なのが魅力かな。「蛮カラ」なのであるな。当時、威張ってた&生意気な「ハイカラ」に対する反モダニズムという意味では横尾さんのデザインに通ずる。実際、横尾さんも話題のバンドを見たいと、ロンドンだかニューヨークだかに行ったそうだ。(すんません!一寸偉そうでした)
数枚のアルバムで解散も、続けるための「経済的な事情」よりも「やりたい放題がベスト」を地でいった、って事がやっと理解出来て好きになったバンドなんだなあ。クラプトンもようやく「良さ」がわかりかけて来た。
音楽って面倒な部分あるよなあ、でした。
これもだ。
枚数少ないからなあ。
わたくし的に好きな曲は「Out Side Woman」みたいな、「とっぽい」曲だ。
最初にこのバンドに偏見を持つ様になったキッカケを思い出した。NHKで放送した「ヤング・ミュージック・ショー」だ。ライブなのに、3人の顔のアップばかりの映像で、気持ち悪くなった。この体験が後の雑誌作りにある種の「フラッシュバック」かもしれない。